約1ヵ月ぶりですね。こちらの日記の方に書くのは。
ログイン維持状態が解けてました(苦笑)

さて、

佐世保市の女子児童殺害事件。
ニュースやらワイドショーやら低レベル週刊誌がこぞって取り上げている様ですが、
インターネットとの付き合い方に問題があるんじゃないかと叫ばれている様ですね。
確かに、あのようなHPを作っているという事を被害者の両親は知っていたのかどうか、たぶん知らなかったのでしょう。
知っていたら、こんなことが起こる前に何か対策が出来ていたかもしれない。
たぶん、何も出来なかったと思うけど。
でも、自分たちの娘が裏で何をしていたのかを何も知らなかったからこそ起きた事件とも言える。
メディアはその部分をクローズアップしている。

自分が見た限りでのマスコミの扱い方はこうだ。
まず、加害者や被害者が表現が幼稚だったがために、微妙なニュアンスの差が生まれ、そこから深い溝が出来てしまった。
そして、それぞれの親は自分たちの娘がネットで何を見ていたのかをなんにも把握していなかった。
今後はネット上のモラルを教えていくことを徹底し、親と子供で今後のネットの扱い方を話し合う必要があるんじゃないか。

みたいな事だったと思う。
はっきり言って、全員がそういう事を指導していくのは不可能。
そういう事を話し合う親子なんてごく稀だと思う。冷静に考えればわかる。

まず、親が扱えなければ、意味をなさない。
親がどんな情報が流れているのかを知らないといけない。
そのためにはPC自体の扱い方を知っていなければならない。
知っている人は多数いるとは思うが、『子供は使っているが、親は文字すら打てない』家庭だって多いはずだ。
つまり、親と子供が同じ情報を得ることが出来る状況にいなければならない。
これは絶対条件である。

しかし、その条件があっても果たして子供が見たページをチェックしたり、話し合ったり出来るだろうか。
例えば、自分のHPやレンタル日記をもし、家族に見られたらどう思うだろうか。
『平気だよ』という人もいるだろう。
ただ、今回の事件の主役は二人とも小学校6年生の女子である。
性別にもよるかもしれないが、大抵この時期なら女子も男子も思春期の難しい時期。
『家族にも見せられない日記を見られる』という行為に耐えられるだろうか。
見られそうだったら、大抵見られない工夫をするだろうし、
履歴だって消すだろう。ブックマークだって消すだろうし。
そういう状態で簡単に『両親と話し合う努力を』って言ったって、無理だと思う。
ただ、一番の問題は無理だからといって不可能な問題に取り組む努力を放棄することだと思う。

自分が見ているページですごく共感出来る日記(というか考察と言うべきか)があった。
要点をまとめると
・『いたって普通の子』っていうけれど、普通なわけねえだろ。ネコかぶってたんだよ。弁護士かだれかに入れ知恵されてるんじゃねえの。
・『ネット・ゲーム・アニメ』は悪だ。欲望や残虐的な表現に溢れ、現実逃避の第1歩。
という2点です。

『いたって〜』について
子供って、なんにも考えていないようで、色んなことを考え、計算し、シュミレートします。
正確がねじれまくっている人ほどその傾向は強いです。自分もそうでしたから。
『おとなしくしていよう、優等生のフリをしていよう、なんにも考えていないように見せよう、・・・・』という、対大人用の考え方と
『あいつむかつく、殺したい、殴りたい、どうにかできないか、』という対同年代用の考え方を持ち合わせています。
もちろん、こんなことを考えている子供ばかりではありません。
でも、その様に感じさせない子供の中でも、心の奥底にこのような汚い邪悪な思考があるのは間違いありません。

・『ネット・ゲーム・アニメ』諸悪の根源論
子供が比較的身近に接することの多いゲームやアニメにこんな残虐的なものを見せていいのか?
バイオハザードを見た時の率直な感想でした。
銃でゾンビを殺し、血まみれになる床を乗り越え進んでいく『バイオハザード』シリーズ
クラス内で殺し合いをするという『バトルロワイアル』
その他、大人の都合や理想、思想で作られた残忍性や欲望に溢れるゲームやアニメ。
それが無造作に簡単に小学生の目に付くところにあるのはどうなんですか?
バイオハザードを良くやる人は『慣れれば平気』って言うけど、
『慣れればってことは、いやだったんでしょ、最初は。それに、あんな異常なものを見ていて平気って普通に言うあなたの神経が一番異常だよ』
って、言いかけるほど、激しい嫌悪感に襲われたのも事実です。
バトルロワイアルだって、ニュースやらなんやらであんなに映像が流れたら、R−15にする意味が無くなっちゃうし。
第一、原作者・監督をはじめとする『作り手側』が伝えたかった事は、必ずしも正しく伝わっていないという事実を認知するべきです。
もし、正しく伝わっていたとしたら放送室に立てこもって『殺し合いをしてもらいます』って全校放送するやつが現れるはずがないでしょ。
表現の方法を間違った製作側の責任ですよ。
オフラインでさえ、規制が意味をなさない状態なのですから、オンライン上は、もう無法地帯でしょ。

第2の加害者・被害者が生まれるのも時間の問題でしょう。はっきりいって。
しっかりとした、規制をかけるべきです。
バイオハザードはアダルトソフトと同じところにおいて、子供の目に付かないところに置くべきです。
むしろ、通販専用にした方がいいかもしれない。
表現の自由とはいうけれど、こんな状態になったのは『表現の自由』を見事なまでに履き違えた人たちが増加した結果です。
『表現の自由』は良い。すばらしい事だと思う、それ自体は。
でも、子供を守る観点に立った場合、果たして正しいのだろうか。
あれだけ、子供に見せたくないものが簡単に見れてしまう現状を『表現の自由』の一言で許すのは。
規制をかけろとは言わないけど、子供のことを考えた対策を充分にしてほしいと思う。
はっきり言って、このような事件を作ったのは『ネット・ゲーム・アニメ』のあまりにも自制心の無い表現手法にあると思う。

今のこの世の中は、子供を育てるにはあまりにも厳しい環境だと思う。
いろんな意味で・・・。

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