私は無感動男

2004年1月3日 日常
あけましておめでとうございます。

この言葉は冷静に考えるとすごく違和感を感じる。
12月31日から1月1日になるだけで、なぜおめでたいのか。
めでたい理由がわからないと、おかしいとずっと思っているんだろうな。

年を区切ったところで、別にいろんな物の流れが変わる事は無いし、
急に変化がおきる事も無い。

でも、年が明けると、急に着物や袴をはいて、いつもは行きもしない神社に行く。

やっぱり、おかしくないですか?年明けのお祭り騒ぎ。

今日の日記

2003年12月15日 日常
約1ヶ月ぶりですか、こちらのほうに書くのは。
久しぶりに書きたいことがあったんで。

先週の木曜に大事な人に会ってきました。
自分が想っている人でも、彼女でも、モトカノでも、
ましてや初恋の人でもありません。
友人です(女の子だけど)

彼女とは高校時代からずっと親友でした。
今でも、その関係は続いています。
今年で5年目。お互いに尊敬し合えなかったら、こんなに長い間親友関係が続くわけがありません。
まぁ、腐れ縁とかは除きますよ。

会いたかったのは自分でした。東京に行ってきたので、そのお土産を渡したかったのがその理由でした。
が、それ以外にも会いたい理由があります。
彼女の話を聞いていたい。話し相手でいたい。むしろ、お土産よりもそっちのほうが大きいのでしょうか。

自分と違って、彼女は朝と夜の逆転した忙しい生活をしています。恋人と同棲中でもあります。
そのなかで出てくる仕事中の不満が彼女の中にものすごくたまっていました。
それを話を聞いて、共感したり、反論したり、意見を言ったり。
それが楽しくて、それが本当に嬉しい。

彼女は真面目で一生懸命働いています。
仕事に対して真正面に向き合っています。
どうすれば、効率よく出来るか、どうすれば店の売上が上がるのか、どうすれば環境がよくなるのか、・・・いろんな面で本当に頑張っています。
でも、それだからこそ、周りとの温度差に違和感を覚えているのです。
彼女と周りの人では、働く目的が違います。
お金を稼ぐために仕事をしているか、お金をもらうためにただ来ているか、の違い。
同じように見えて、全く違います。
仕事への取り組み方はもちろん、基本的な考え方まで違いました。

はっきり言って、やめたほうがいいとは思いました。
どんなに頑張っても報われることの無い環境。
絶対に良い経験が積めないであろう仕事。

でも、いまのところ、やめるつもりは無いそうです。
なぜかは分かりませんが。

やっぱり、それだけ、やる気があって、ちゃんとした考え方がある。

それは、本当にすごいと思う。
やっぱり、そういう芯の部分の惚れてるんでしょうな。(恋愛感情はないですよ。念のため)

今度、高校時代の友人をたくさん呼んで、新年会をしよう、って2人で話し合ってました。
もし出来るのならば、深夜までひたすら話を聞いていたい。

それだけでいいのです。

風景

2003年9月11日 日常
自分はバスで通勤している。行きもバスなら、帰りも当然バス。
今日、仕事が終わりバスに乗った。
帰りのバスの中では、目的地に着くまで寝ているか、本を読んでいる。
今日は村山由佳さんの『晴れときどき猫背』を取り出す。
後少しで読み終わるところだ。
乗って、ケイタイの電源を消し、夢中になって読む。
内容や感想ではここでは書かないが、時間を忘れるくらい夢中で読んだ。
今、どこを走っているのかさえわからないほどに。

程なくして、後書きも全部読み終えたところで、ふと顔を上げた。

窓から見える夕焼けはあまりにも美し過ぎた。

オレンジ色の背景に無数の雲が広がり、影を映し出す。
まるで、ラムネのブルーハワイのような青とオレンジが混ざり合って、紫色の美しい空を奏でる。
白と灰色とオレンジと青のコントラストとグラデーションは一瞬の美しさを創り出した。

何気なく見た空で自分は感動してしまった。

こういうふうに空を見て感動する事って、そうそうあることじゃない。
でも、そういうことを感じる心って、他の人たちは持っているだろうか。
すごく贅沢な、一瞬の芸術品が目の前にあるのに、こんなに身近にあるのに、それに対して目を向けている人はいなかった。(少なくともバスの中には)

単純な理由で感動できるっていうのはすごく幸せな事だと思う。
深く考えずに素晴らしいものに『素晴らしい』って言える。これほど幸せな事はない。

高校生の頃、部活が終わって遅くなると、帰り道の途中にあった跨せん橋を自転車で駆け上がって、てっぺんから眺める風景が楽しみだった。
夕焼けに映る建物だったり、暗闇の中で照らされる街灯だったり。

それは自分だけの楽しみだった。

なんて言えば良いかわからないけど、良いものに対して心から賞賛できる、この何気ない事が大事なんじゃないかなと思っている。

何かに生かすとか、スキルアップとか、そういうレベルじゃなく、それ以前の、人間として当たり前の部分。
とにかく、そういうことなんだと思う。

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